私の自律神経の乱れの症状
人事異動により私の仕事上の生活は変化していきました。
新しい立場と職場になって、すぐに体にいろんな症状を感じるようになりました。
もともと環境の変化に弱いことを自覚していましたので、このころは単に「人事異動があるときにいつも感じる緊張感かな」と思っていて、徐々に普通に戻っていくだろうと思っていました。
自立神経が乱れているなどとは、全く思ってもいませんでした。
眠れない
新しい職場に配属されて3日目には、眠れなくなっていました。
睡眠に入っても、1時間おきに目が覚めてしまい、すぐに仕事のことが頭に浮かんでしまうようになりました。
- 「どうやって進めていこう」
- 「明日は何から始めれば良いんだろう」
- 「自分は何から勉強するのがベストなのだろう」
- 「前任者が遅らせた億単位の支払いが間に合うのか」
しばらくすると、また眠りにつくのですが、更に1時間後には同じことを朝まで繰り返してしまうようになりました。
疲れのとれない日々が始まっていきました。
動悸がする
畑違いのしかも大きな事業を複数担当することになってしまい、いつも不安を感じていました。
合わせて、昇任したことによって今までとは違う種類の仕事も追加されました。
1ステップ上がったことによるプレッシャーを感じるようになり、部下の打ち合わせに同席したときに、内容が理解できていないときや、役職に見合ったことを求められたときに初めて「動悸」がありました。
自分の心臓の鼓動が聞こえるような感じがして、同時に息があがってしまうようになりました。
この症状は、プレッシャーを感じたり、恐怖に感じるときに顕著に現れました。
異常な発汗
動悸と同じタイミングで、汗がでるようになりました。
動悸がないときでも、強く不安を感じると、暑くもないのにサラサラの汗が出るようになりました。
これ以外にも、普段から手のひらや足の指から常時汗が出るようになって、仕事中、頻繁に手を洗うようにしていました。
一生懸命会議の内容を理解して、どのように進めていかなければならないかを考えようとしても、理解できなくて不安になったときにこの症状が現われました。
これが冷や汗というやつなのかなという程度に感じていました。
とにかく早く仕事に慣れるしかないという心境で過ごしていました。
手足のしびれ
そして、一番自覚しにくかったのが、手足のしびれでした。
なんとなく手に違和感を感じ始めていましたが、足は歩いていたり立っているとなかなか気づくことができませんでした。
新しい職場になって3週間も経過したころには、はっきりと手足のしびれを感じていました。
この手足のしびれは、慢性的に続きあたりまえのようになっていきました。
ひどいときには、しびれだけでなく手が震えるようなこともあって、そのときにはさすがにヤバなと思うようになりました。
涙が勝手に出る
4月から、できるだけ早く対応できるようになるために、いろんな人に知恵を借りたり、頭を下げて教えを乞い、就業時間外には過去の書類や専門書を読んだり、いろいろと足掻いている日々でした。
ある日、家族が寝静まった自宅に帰って、照明を点けずにリビングのソファに腰かけてリラックスしていると、突然涙があふれてきて自分でも何がなんだかわからなくなって慌てることがありました。
他にも、体調がすぐれず午後から休みをもらい、帰宅するために職場から駅まで歩いているときにも、無意識のうちに涙が止まらなくなることがありました。
特に何か感情的になるようなことを考えていたわけでもなく、ただ歩いていただけなのに、突然自分の頬に涙が流れてくるという経験などなかったので、とても驚きました。
一般的な自律神経の乱れの症状
自律神経失調症は、診断書などに記載される名称ですが、正式な病名ではないそうです。
何らかの原因によって、自立神経が乱れて下記のような不快な症状が出る状態を指します。
ここまで、私の身体的な症状をピックアップしてきましたが、自立神経の乱れは精神面でも現れます。
私も、下記の精神面の症状のうちのいくつかの症状が現われていました。
私に現われた症状に を引いています。
自律神経による身体的な症状例
- だるさ
- めまい
- 偏頭痛
- 動悸
- 不眠
- 便秘
- 下痢
- 耳鳴り
- のどの渇き
- 手足のしびれ
- ふるえ
- 多汗
- 肩こり
- 筋肉痛
- 関節痛
- 目の疲れ
- 立ちくらみ
- 疲労感
- 痒み
- 疲労感
- 倦怠感
- 高血圧
- 冷え
- 吐き気
自律神経による精神的な症状例
- 落ち込み
- イライラ
- 不安
- 気力低下
- 集中力低下
- 情緒不安定