曜日感覚が鈍くなる
休職期間を延長したあたりから、あまり曜日を考えないようになりました。
意図的にそうしたというよりも、仕事のことを考えないようにしていると自然とそうなっていきました。
毎日、朝に散歩して朝食をとって、ひととおりのニュースなどに目を通すと、そのあと映画を観ながらアフィリエイト作業をする。
そして、小学校から帰ってくる娘を出迎え、少し子供と遊んで、また、アフィリエイト作業に戻る。
妻が帰ってくると、下の子と少し遊ぶ。そして夕食と入浴を済ませて、また、アフィリエイト作業に戻る。
生活リズムを崩さない程度の時間になると就寝する。
この繰り返しになっていきました。
地道な作業をこなしていると考える時間が多くなる
アフィリエイト作業というのは実に地味な作業が多く、テーマを決めてサイトのかたちを作り、そこへ記事を書いていくということの繰り返しです。
まだ、アフィリエイトで成果を残していないので、今のやり方が正しいかどうかわかりませんが、画像を加工したり、記事のタイトルを考えたり、形式の決まった多くの記事を一括投稿するために使用するために簡単なプログラムを書いたり、地道な作業を繰り返していました。
一息ついたときに、窓の外を見ると、車の走る音やクラクションなど、社会の生活音を感じることができます。
私は、その社会の生活音の中にいる人間ではなく、別の世界からそれを眺めている人間のように感じることが多くなっていきました。
孤独を感じることが多くなりました。
さみしいとかそういった感情ではなく、ただただ孤独に感じました。
アフィリエイトの地味な作業をしていましたので、余計にそう感じたのかもしれません。
職場復帰したほうがよいのか
休職というかたちで過ごしているわけですから、復職することを前提に生活をしているわけです。
これまで、何も考えずに休養をしてきたわけですが、孤独を感じるようになってからは、社会生活へ復帰するためには、復職が最良の選択なのか考えるようになりました。
フリーランスで何かをするという方法もありますし、今取り組んでいるアフィリエイトをする方法もあります。
アフィリエイトで成功しようと決めたからにはそれに向かっていくだけですが、それまでの過ごし方として、復職しながら副業として続けるのが良いのか、スッパリと仕事を辞めてからした方が良いのかそればかり考えるようになりました。
今の仕事に対しての自信は限りなくゼロに近くなっていたので、アルバイトや派遣社員をしながらアフィリエイトをするという選択肢もあります。
アルバイトをしながらなら、仕事に対してもある程度自信を持ちながらできるだろうから、そうしようと思うことも多くありました。
しかし、今の仕事を続けた方が収入面でも良いのだから、家族のためにも、世間体から見ても復職した方が良いという考えと、そのときそのときで立場が違っていました。
マズローの欲求5段階説
画像は、人間の欲求について説明するときに出てくる「マズローの欲求5段階説」です。
うつ病を患う前の私は、間違いなく「尊厳欲求(承認欲求)」を求めていました。
役職などの立場は求めていませんでしたが、「アイツならしっかりやってくれる」というような印象を持ってもらいたいというような感じだったと思います。
現代社会では、この尊厳欲求を求めている人が多いのではないでしょうか。
サラリーマンや公務員の方などは出世したいと願う人が多いと思います。
大学生や主婦の方でも、SNSを見ていると自己顕示欲が強いなと感じることが多く、この尊厳欲求を求めている人が多く感じています。
うつ病になり、休職期間を過ごしていると、明らかな心境の変化がありました。
自分は、今の仕事に自信もないし、認められたいとも思わなくなりました。
そして、組織に属さずに自分の力でアフィリエイトを研究して成果を上げたいという自己実現欲求へと変わっていきました。
しかし、前述のように孤独感を感じ、組織へ属しているという安心感が欲しいようにも感じ、自己実現欲求と社会的欲求という少し矛盾した欲求の間で葛藤がありました。
このときはとにかく、アフィリエイトで成功するということで今の職を辞めたいということが優先され、自己実現のために進んでいくとことにし、社会的欲求についてはその後考えることに決めたのでした。