楽天モバイルは、楽天回線であれば月額3,278円でデータ量が無制限で使えるということで、自宅のwifiとして使用したり、テザリングでも使いたいなどヘビーユーザーにも人気があります。
そういった方の中には、5Gの高速通信を使ってさらに快適に使いたいと考える方も多いでしょう。
京都市内で楽天モバイルの5G通信を利用できるエリアや、実際の通信速度はどれくらいなのか契約前に知っておきたいという方に向けて、私が実際に京都市内にある楽天モバイル5Gエリアの12地点で速度計測をしてきた結果を共有していきたいと思います。
楽天モバイル5Gエリアの京都市内での通信速度
- 最速地点の速度:662.0Mbps
- 最遅地点の速度:16.5Mbps
- 平均速度:363.9Mbps
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京都市内の5Gエリアマップ
比較してみると、楽天モバイルとドコモでは5Gエリアには違いがあることがわかりますね。
京都市の北部の5Gエリア
左京区のあたりは完全にドコモの方が広い範囲で5Gに対応していますね。
上京区や右京区では、対応しているエリアに若干の違いもあります。
京都市の南部の5Gエリア
右京区、西京区あたりではドコモが広く対応していて、伏見区となると楽天モバイルの方が広いエリアで5Gに対応しているのがわかります。
また、全体を通して、ドコモは面的に広く対応しているのに対して、楽天モバイルでは対応エリアが点在している印象を受けますね。
公式の通信エリアマップ通りとは限らないことに注意
楽天モバイルに限らず、公式サイトに記載されている通信エリアはあくまでも理論的な話です。
実際の現場で必ずしも通信できることを保証するものではありません。
実際に、京都市内を調査してみて、5Gエリアに入っているのに4Gにしか繋がらないという地点もあれば、私の自宅は5Gエリアに入っていませんが、ときどき5Gを拾うこともありました。
例えば、西京極総合運動公園は完全に5Gエリア内で、「ミリ波」でも「Sub6」どちらも拾いそうに見えるのですが、現場ではほとんど4Gで、5Gを拾うことはほぼありませんでした。
引用元:楽天モバイル公式サイト
メリット デメリット ミリ波
(28GHz帯)超高速・大容量、超低遅延、多数同時接続ができる。 電波の届く範囲が狭く、障害物の影響を受けやすい傾向がある。 Sub6
(3.7GHz帯)電波が広域まで届き、障害物の影響を受けにくい傾向がある。 通信速度、多数同時接続においてミリ波に劣る。
楽天モバイルの京都市内での5G通信速度計測結果一覧
今回検証した12地点の結果を一覧にしています。
すべて2022年10月に測定していますが、曜日や時間帯が異なりますので、全くの同条件ではないことに注意してください。
調査地点 | 通信規格 | 通信速度(Mbps) | 調査日時 | |
---|---|---|---|---|
上り | 下り | |||
三条京阪駅 | 5G | 27.0 | 201.0 | 2022/10/4 10:01 |
堀川今出川 | 5G | 55.1 | 400.0 | 2022/10/6 14:12 |
五条駅 | 5G | 62.7 | 517.0 | 2022/10/2 11:30 |
ヨドバシカメラ前 | 5G | 46.7 | 368.0 | 2022/10/12 17:09 |
堀川五条 | 5G(時々4G) | 53.7 | 519.0 | 2022/10/4 14:34 |
五条大宮 | 4G(時々5G) | 56.1 | 332.0 | 2022/10/9 13:13 |
堀川七条 | 5G | 56.7 | 353.0 | 2022/10/4 14:17 |
七条大宮 | 5G | 86.6 | 384.0 | 2022/10/4 14:12 |
西大路七条 | 5G | 58.0 | 662.0 | 2022/10/4 13:58 |
洛西高校前 | 5G | 10.0 | 16.5 | 2022/10/18 12:47 |
大将軍 | 5G | 14.9 | 342.0 | 2022/10/4 11:25 |
堀川北大路 | 5G | 55.4 | 272.0 | 2022/10/6 9:18 |
洛西高校前について記入間違いじゃない?と思うかもしれませんが、記入間違いではありません。
計測タイミングのせいかと思い、同じ地点で3回計測してみましたが、同程度の速度となりました。
4Gに切り替わることが多いのかと思いきや、ずっと5Gを拾っていました。
この速度であれば、5Gではなく4Gを拾って欲しいところですね。
実際に、少し離れて4Gになった地点で計測すると、下りで80Mbpsくらい出ていましたので(汗)
楽天モバイルの京都市内での5G通信速度トップ5
最も通信速度が速かったのは、以外にも西大路七条交差点で、下り662.0Mbpsもの速度が出ていました。
河原町や京都駅周辺など、中心市街地の方が設備が整っているのではないかと素人考えで思っていたのですが、必ずしもそうではないようです。
また、2位の堀川五条交差点付近は、公式サイトではガッツリと5Gエリアに入っているのですが、現場では4Gを拾うこともありました。
楽天モバイルの京都市内で5Gが安定していた地点
かなり主観的なお話になってしまいますが、今回5Gにつながった13地点の周辺をまわって、安定的に5Gにつながっていると感じたのは以下の地点です。
- 西大路七条
- 地下鉄五条駅
- 大将軍
- 三条京阪駅
- 堀川今出川
- ヨドバシカメラ前
上記の地点近くにお住まいの方であれば、テザリングを利用すれば家庭用の回線を別に契約せず、自宅でのwifiに5Gの高速通信で使用できる可能性がありますね。
ただし、楽天モバイルは現在のところプラチナバンドを持っていませんので、建物や部屋の中でどの程度の通信速度が出るのかしっかりと確認してから検討した方が良いでしょう。
まとめ
2022年10月現在、どのキャリアも京都市内は5Gエリアについてまだまだ増強中という状況で、楽天モバイルも同様に広いエリアをカバーできているとは言えない状況です。
また、ドコモなど他のキャリアと比較して、対応している場所が違っていることもわかりました。
楽天モバイルは、楽天回線であればデータ無制限で月額3,278円とかなり安いことを考えると、5Gが安定している地点や4Gでも100Mbpsを超える速度が出ている地点にお住まいの方であれば、光回線などを契約せずとも、楽天モバイルのテザリングだけで十分に生活することもできそうです。
楽天モバイルでは、1日10GBを超える利用者には速度制限を設けていましたが、2022年10月に制限が解除されたという話も入っています。(制限が再開される可能性もアリ)
さらに、Rakuten Turbo5Gというホームルーターが販売されるとも噂されていることを考えると、容量制限はされないのではないかと考えています。
まずは、スマホ兼自宅wifiとしての利用も検討されている方は、まずは3GBまで月額1,078円を利用して、ご自宅の部屋の中での正確な電波状況を確認することが大切ですね。
また、自宅での固定回線代わりの運用を考えていないという人は、5Gエリアについて気にする必要はないのかなと個人的には思います。(5G対応が必要なサービスは今のところないため)
4G回線で楽天回線が広く京都市内をカバーしているかどうかは、「京都市内地上92地点」や「京都市内の地下鉄・ビル中の電波状況」を参照してみてください。