誰にとって良いことなのか
- まずは休養を取ること
- 職場への罪悪感と自己嫌悪
- 復帰できるのか
- 復帰しなかった場合、どうやって収入をえるのか
この4つが私の心理状態の多くを占めていました。
休養を取ることはもちろんのことですが、次に考えたことは、職場への罪悪感でした。
私が不甲斐ないばかりに、大きな負担を強いるかたちで、私は休職に入りました。
今年度、私がこの部署に異動したことに対する周りからの期待というのは自分でも感じていました。
専門的な分野であったことや、今までの経歴からのことだと思いますが、私はその多くの人の期待を裏切ってしまいました。
私は、自分の無能さに呆れ、自分を嫌いになっていきました。
勤務している期間の最後のほうでは、理解能力がかなり落ちていて、頭の回転速度がかなり遅くなっているという自覚がありました。
そのような状態で、また同じ仕事ができるのか、頭の回転の問題だけでなく、そもそも私は仕事ができないと思うようになりました。
もし、職場復帰することができなければ、これから先どうやって生活していけば良いのか、私に何ができるのか考えてみました。
以前の私なら、不安に支配されていたと思いますが、薬のせいかなぜか不安になることはありませんでした。
かといって方向性が定まっていたわけではありませんでした。
ただ、家族がいる以上、いろんな選択肢と可能性を考えていくしかないと思いました。
私の体調にとって良い判断をすることよりも家族のため、これからの生活のために良い判断をすべきなのか、それによってこれからの方針を検討する必要があるのではないでしょうか。
復帰することが当然と思っていないか
あなたがもし、普通のサラリーマンならば元の職場に戻るという選択肢が普通でしょう。
サラリーマンでなくてもそうかもしれません。
今の日本の雇用形態ではそう考えることが正しいかもしれません。
でも、これからはそうではない時代だとも思います。
そのときの年齢にもよると思いますが、私のように40手前の人間が、しかも一度ドロップアウトしたような人間の市場価値などありません。
他の選択肢も検討してみる必要がありそうです。
転職という方法
私の場合、あまり現実的ではありませんでした。
なぜなら、今回の件でもそうですが、私は環境の変化に特に弱いということを自覚しています。
そんな私が、今から新しい業界に入っていく自信などどこにもありません。
まして、今回自分の能力不足を感じている状況では現実的ではありませんでした。
あなたが転職をしてもやっていけると感じているなら、最もリスクの少ない選択だと思います。
職探しをしてみるのも良いかもしれません。
フリーランスという方法
フリーランスという職業で思いつくのは
- プログラマー
- イラストレーター
- ライター
- ディレクター
などが一般的でしょうか。
残念ながら私には、そのような能力を持ち合わせていませんでした。
今では、通信教育などでプログラムを学ぶこともできますし、求人としても比較的多いかもしれません。
しかし、なかなかそこに踏み込むということはできませんでした。
ネットビジネスという方法
ネットビジネスの中で、ひとつ気になっているものがありました。
「アフィリエイト」です。
数年前、私はこのアフィリエイトに興味を持ち、サイトを立ち上げたことがありました。
そのときは、見よう見まねでサイトを作り、適当に広告を貼りつけて運営していたことがありました。
適当に作ったものですから、当然商品が売れることもなく、わずかな収入しかありませんでした。
しかし、いろんなサイトを見てまわるうちに、「努力を続けることができれば多くの人が成果を出せる」と複数のサイトに書いてありました。
多くのサイトを見て回ったせいか、信用できそうなサイトを見つけるコツもだんだんとわかっていきました。
私は、「今の職場から離れることができるのなら、いくらでも努力くらいしてやるよ!」そう思うようになりました。
アフィリエイトなら副業としても始めることができるので、家族の生活を守るために今の職場に復帰しながら、アフィリエイトで独立することを決意しました。
うつ病から社会生活に復帰するためにアフィリエイトを始められた方も何人かいらっしゃいました。
うつ病のために落ち込んでばかりいれないと、少しの希望を持つことができたのでした。