症状は回復していたはずだった
手足のしびれや頭痛も普段はあまりしなくなったし、数年間ほぼ下痢だったのが徐々に治ってきていて身体的には順調に回復しているようでした。
ここ数年、どんどん体重が落ちていて、久々に会う人には「また痩せた?」と言われていた私が、休職してから6kgも体重が増えていました。
ジェイゾロフトの副作用の中にも太ることがあるようですが、私の場合は健康になってきているという認識です。
精神的にも、アフィリエイトで成功するという目標や美容室の開店に参画することによる好奇心など、前向きに努力できるような気持ちになってきていました。
ただ、今の仕事へ復帰することだけは、自信がないままでした。
生活のために、どれだけ我慢できるのか、生活費を得るためにアフィリエイトで早く成功しなければならないという使命感だけは強くあったので、そこだけが気をつけなければならない事項かと考えていました。
子供ともたくさんコミュニケーションが取れたのは良かった
私には、9歳の娘と2歳半の息子がいます。
不謹慎かもしれないが、休職したことで多くの時間を一緒に過ごすことができました。
これに関しては妻も喜んでいました。
平日に娘を小学校へ送り出し、帰ってきたらおやつを食べながら、学校であった出来事を聞く。
妻が家業の手伝いに行くまでに息子と散歩に行ったり、一緒に段ボールで工作したり。
子どもたちの幼少期を長く一緒に過ごせたことで、私自身もとても良い時間となり、精神的にも穏やかになれたと思っています。
子供が騒ぐ・グズる・泣くとイライラする
そんな回復傾向だった私ですが、ある状況になると一気に気分がどん底まで落ちてしまいます。
それが、子どもたちが豹変する「騒ぐ・グズる・泣く」の3種の感情表現時でした。
子どもたちが仲良くしているときも、テンションが上がって騒ぎ始めたり、ケンカが始まるとそのうちどちらかの泣き声が聞こえています。
特に、息子はまだ小さいこともあり、お菓子が食べたいとか、テレビが見たいとか、ささいなことでグズることが頻繁にありました。
そうなると、どうしてもイライラが抑えられずに、大きな声で子どもたちに怒ることがありました。
イライラすると自分でも嫌な気分になるし、しかも叱るのではなくただ怒るだけなので、子どもたちにも悪いことをしていると思うことがたびたびありました。
感情的な怒り方は良くないとは思いながらも、自分で自分のイライラを抑えることができないのです。
叱る妻にもイライラする
子どもたちがケンカをしたり、グズったりすると、妻も気を使って子どもたちを外へ連れ出してくれたりしてくれるのですが、いかんせんウチの子どもたちは、ふたりともとてもおしゃべりです。
妻の叱る姿を見ることも増えてきました。
やはり男の子は特にヤンチャだったので、大声で叱ることが多かったです。
そんな妻の声を聞いたときも、イライラしたあと一気に気分が落ち込んでしまうのです。
頭が締め付けられる
イライラして気分が落ち込むと、頭が締め付けられるような頭痛がきます。
これは、休職前に出ていた症状と同じでした。
休職前と少し違うのは、休職前はゆるい締め付けがずっと継続している状態でしたが、このころの頭痛は強い締め付けが短時間続くというものでした。
これを落ち着かせるには、横になって休まなければ治りませんでした。
ひどいときは別室で眠らないと治まらない状態になってしまいました。
もしかしたら、うつ病の原因のひとつになってしまっているような気もしていました。
ですから、夏休みや冬休みなど子どもたちがふたり揃っている期間はどうしても気分が落ち込んでしまい、アフィリエイト作業にも影響が出る状況でした。
うつ病は波をうちながら回復するとは言うものの、気分が落ち込む角度はかなりのものがありました。
子どもたちの騒音がイライラするときの対策
耳栓を購入
基本的な対策ですが、耳栓を購入しました。
100円均一などのものでもかなり効果があります。
会話は普通に聞こえるので、子どもたちとも話はできます。
声のボリュームが小さくなるのはもちろんですが、雑音などのイヤな音が無くなるのでおすすめです。
タブレットで動画を見ながら作業
こちらは周囲の音を上書きする方法です。
最近は動画サービスなどを利用されている人も多いと思います。
PC作業をしながら、隣にタブレットを置いて視聴すると、自分の世界に入って作業することができました。
音楽を聴くという方法もあったのですが、長時間音楽を聴くとなると曲のジャンルが重要で、ヒーリングなどのジャンルでないと頭痛がしてしまったので、それからはやっていません。
これらの対策をして、なんとか誤魔化しながらアフィリエイト作業を続けていたのでした。